[カゲプロ]ありがとう、そしてさよなら・・・メカクシ団Ⅱ (ページ10)

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57. ページ10

　
　
　
　
A「嘘・・・・・でしょ！？；」
　
　
　
流れ出す汗が止まらない。
風邪を引きそうだ。
　
　
　
楯山「残念だったな」
　
　
　
カノよりもムカつく笑みを此方に向けてくる先生は、
いつもとは違って、絶対に何か企んでいそうだ。
　
いや――――――――――――
企んでいるのだろう。
　
　
　
　
　
A「・・・・・・・・・・先生・・・・・・・」
　
　
　
　
　
楯山「―――――――さあ、実験を始めよう」
　
　
　
　
先生のその台詞は、
あたしの、あの夢と重なって―――――――――
　
　
　
　
　
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刹那。気絶。
　
　
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A「―――――――――――ッ」
　
　
　
視界が、開ける。
　
　
　
　
A「――――――――此処、は・・・？；」
　
　
　
家じゃない。
　
実験室のような場所で、鏡のような天井に映し出されているのは、
ベッドで横たわるあたし。
　
　
　
　
「ようこそ、別の世界へ」
　
　
　
　
　