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A「・・・・・・・・ほら、アヤノさん」
ババ抜きに夢中になっている３人には聞こえないように、
アヤノさんに小さな声で話しかける。
アヤノ「な・・・何？」
A「何、じゃないでしょう？ ちゃんと、面と向かって話したほうが・・・・・・
いいと思います、よ？」
小さな声で二人で話す。
アヤノ「でも・・・・・・・見てるほうが、楽しいから」
そう言って、アヤノさんはごまかすかのようにはにかむ。
A「・・・・・・・・・もう二度と、会えないかもしれないのに・・・・？」
一心不乱な思いで、アヤノさんを見つめた。
アヤノ「・・・！」
不意を突かれたのか、アヤノさんはハッとした。
A「・・・・・ほら・・・・アヤノさん」
「いつやるんですか？」
と、言いかける。
するとアヤノさんは、あたしの望んだ答えを返してくれた。
アヤノ「・・・・・・・『今』・・・・だよね・・・・・・・っ」
アヤノさんは、一歩前へ出た。
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作者名：剣城 由華 | 作者ホームページ：http://miku@tsurugi
作成日時：2013年3月31日 10時
