[カゲプロ]ありがとう、そしてさよなら・・・メカクシ団Ⅱ (ページ31)

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アヤノ「・・・・・此処、私の席だったんだよ」
　
　
　
　
そう告げられ、あたしは固まった。
　
　
　
　
A「え、あ、え、・・・・え？；」
　
　
　
よくわからなかった。
　
　
わかるけど、なんで？
　
今、目の前にいる幽霊のかつての席が、此処？
　
　
　
ちょ・・・っ；；；
　
てことは・・・・・・・・・・！？
　
　
　
　
　
A「イコール、呪われた席・・・・・・・・・・・・・・・っ！？；」
　
　
　
あたしは焦って身を引く。
　
　
その拍子に、ガタガタっと、隣の席を崩してしまう。
　
　
　
アヤノ「・・・でも・・・・・・・、席替えはするよね？」
　
　
A「そ、そうですけど・・・っ!! な、なんかトラウマになってきた・・・っ」
　
　
　
自分の肩を抱いて、身を縮こまらせる。
　
　
　
　
アヤノ「じゃあ、大丈夫だよ」
　
　
　
　
笑って、アヤノさんは優しくあたしの頭を撫でる。
　
　
　
　
アヤノ「そんなこと言ったらさ、ほら、私の使ってた席を今使ってる子の
　方が、呪いにかかってるよ」
　
　
　
柔らかい笑顔で、アヤノさんは言った。
　
　
あたしが一歩間違えば、可笑しくなりそうな程だった。
　
　
　
　
　