【リレー小説】この無慈悲な世界に能力で希望を【第三章】

二度あることは三度ある【神月いのり/ユウミ】 ページ35

私がいつまでもついていかないのを不審に思ったのか、元怜加さんが引き返してきたが帝華さんが暴言と暴力で解決。

さすが帝華さん。行動力が衣を着て人になったみたいだ。

元怜加さんがちょっと気の毒だったので、手を合わせて合掌しておいた。

「いや、死んでないからな!?」


…どうやら、帝華さんは紙と思っていた神と対談してそれから色々あってこちらに戻ってきたようだ。

「無視か！」

あと一年にも満たない寿命…か。

帝華さんに、天秋さんの現在状況について聞かれたので順序を追いながら話した。

すると、帝華さんは私たちに休めという。

「天秋の中の屑は、私のウイルスで燃やされる。その為に、私は病の体で闘った。」

帝華さんがすることには意味がある。残り短い命で全てを終わらせるために。

私は、帝華さんが行った作戦にのった。

なんだか、家にあった漫画で読んだような戦法だが気にしない気にしない。

血まみれのこの状態をどうにかしたい。

渋る怜加さんを引っ張ってホテルへ向かった。

本日、三度目の休憩。

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