鳴と貴女の過去 ページ30
小学校までは家も隣でいっつも一緒にキャッチボールしたり
学校行ったりしてた
それに、Aの名字は
"小湊"
なんかじゃなかった
たしか、Aの本名は
"成宮A"
俺と同じ名字だったはず
だから、小さい時
「俺と結婚しても同じ成宮だなっ!!」
って言ってたんだもん
それでいつの間にかお年頃になり
恋という言葉の意味も知り出して
中学に入ってから
俺とAは付き合い出した
学校のみんなに
"学校一の美男美女カップル"
って毎日言われて
こんな生活が毎日続いて
いつかは、結婚も夢じゃないって思ってた
その矢先…
Aと両親が車で出掛けてた時のこと
いきなり、反対車線のトラックが
Aたち家族が乗ってた車に突っ込んできた
ドンッ
っとすごい音を出して
運転席と助手席に乗ってたAの両親が
車から飛ばれて、頭を強く打ち亡くなった
でも、Aは後部座席に乗ってたおかげか
奇跡的に助かった
でも、両親は亡くなってしまったから
Aのいとこである
小湊亮介、春市一家に預けられた
それで名字が小湊
だから、兄妹弟で1人だけ
髪の毛が茶髪
そしてその事故を機に
小湊さん家に住むからと言って
中2の時に東京から神奈川に引っ越した
今までAと別れることなんて考えたこと
なかったのに
突然と別れる日が来た
Aは
「向こうに行っても鳴のこと大好きだから」
っと言ってくれた
でも、俺は素直になれずに
「俺の事なんか忘れてよ。もうどーせ一生会えないんだからさ!
もう、Aなんて知らない!!」
Aは何も悪くないのに
強い口調でそう言ってしまった
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作者名:[konomi▲] | 作成日時:2016年12月17日 22時