御幸side ページ26
亮さんに背中を押されAを追いかけてる俺
たまたまマネ室の裏を通りかかったら
泣いているAを倉持が抱きしめてた
やっぱり俺より倉持がよかったんだな
って、俺は思った
でもAは
俺にあんなひどいこと言われても、倉持に
"なんで御幸は追ってこねーんだよ"
と言われても、
"御幸は悪くない、私が悪いの"
って言ってくれて、全部俺が悪いのにさ
それに
"私は御幸じゃないとダメだから"
って言ってくれた
ごめんな…お前の気持ち考えてやれなくて
ついムキになっちまった
ほんとごめんな…
心の中で何回もそう呟いた
「……御幸？」
ｷﾞｭｯ
俺は、目を涙目にして、怯えながらも俺の名前を呼んでくれた
Aを強く抱きしめてた
『悪かった…Aのこと、なんもわかってやれなくて』
「ううん、私がいけないの…ごめんね。壁ドンされた時に抵抗すればよかったのにね」
『いや、先輩なんだから、抵抗するにできなくて仕方ねーだろ…』
「……ごめん」
『もう、ごめんって言うのなしな！俺はAの笑った顔がみてぇ』
「(ﾆｺｯ」
Aは一筋の涙を流しながら
俺に向かって、最高の笑顔を見せてくれた
これからも喧嘩なんてすると思うし
俺もマジできれることも多いと思うけど
許してくれ…
いくら怒って、きれても
Aのことが好きな気持ちは変わんねーからな
今日は１番は亮さんに感謝だな
Aのお兄さんでありがとうございましたw
『これからもずっと俺の隣にいろよ、A！』
「あたりまえだよっ、離れないから！御幸から」
『はははっwww』
やっぱり、彼女は大切にしてーとな
亮さんの可愛い可愛い妹だし…
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作者名：［konomi▲］ | 作成日時：2016年12月17日 22時
