御幸side ページ24
貴子さんにAはここにいるって言ってたから
来たらこの有様
なんでAが○○先輩にキスされてんだよ
なんで、俺のことは頼ってくんねーのに
先輩には頼み事してたんだよ
それに、壁ドンされた時点で
抵抗しろよ。なんでしねーんだよ
『…A』
「み、御幸…?」
『なんだよあれ』
「あれはちがう」
『何が違うんだよ』
「…ご、ごめん…」
『ごめんじゃねーだろ、壁ドンされた時点で抵抗するだろ』
ギュッ
俺は力強くAを抱きしめた
「離してよ…」
Aは力づくで俺から離れた
『おい、A!』
「…ごめんね…(グスン」
泣きながらAはどこかに走ってった
なんで俺、あんな強く言ってんだろ
先輩にあんなことされたら
抵抗したくても抵抗できねーのに
なにやってんだよ俺…
もうこれ完全に振られたよな…俺
亮介「もう、追いかけないの?」
『亮さん?』
亮介「あんなひどいこと言っといてさ、追いかけないわけ?それでも彼氏なの?」
『もう俺なんて、彼氏失格っすよ』
亮介「ほんとめんどくさい。Aは御幸のことだから、御幸の告白におっけーしたんでしょ?
俺の妹だよ?そんな簡単に御幸のことを振ると思う?」
『…思わないっす』
亮介「だったら、追いかけなよ」
『…亮さん、ありがとうございます…』
亮介「(ほんと兄ってめんどくさい)」
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作者名:[konomi▲] | 作成日時:2016年12月17日 22時