貴女side ページ14
御幸が風呂行ってくると行って外に出ると
御幸の部屋のドアノブにはビニールの袋がかかってた
袋の中には、大好きなゼリーが入ってた
たぶん、お兄ちゃんだろう
このゼリーが好きなことは
うちの家族しかしらないから
いつもいじわるで、バカっていじめてくるけど
なんだかんだ言って
お兄ちゃんは優しい
私が風邪ひくといっつもそばにいてくれた
でもいつもお兄ちゃんに
ありがとう
って言葉を言ったことがなかった
お兄ちゃんは部屋に入ろうとしたけど
御幸がいたからやめたのだろう
お兄ちゃんにちゃんとお礼を言いに行かないと…
御幸がお風呂に行ってる隙を見て
私はお兄ちゃんの部屋に向かった
トントン
亮介)なに?
「お兄ちゃん!」
亮介)お前、風邪ひいてんだからちゃんと寝てなよ
そう言いつつ、部屋のドアを開けてくれた
「ゼリー、お兄ちゃんだよね?」
亮介)ゼリー?俺は知らないけど
「ゼリー好きなこと、家族しか知らないんだからさ」
亮介)そういえばそうだったね
「いつも風邪ひくと優しく看病してくれてありがとう(ニコッ」
亮介)なに?いきなり。気持ち悪い
「今日のゼリーもありがとう!」
亮介)うん。早く帰らないと御幸に怒られるよ?
「あ、じゃあ、帰ります。」
亮介)気をつけてねー
ありがとうの一言を言って
私は御幸の部屋に戻った
そこには案の定、ムスッて顔をした御幸がいた
「ご、ごめん」
『なにしてたんだよ』
「ゼリーをくれた人にお礼を言いに」
『そういう事は俺に言ってから行けよな』
「お風呂行ってたから…」
『亮さんのとこ行ってたんだろ?』
「なんでわかったの?」
『Aの兄貴だからな』
最初はムスッって顔してたけど
許してくれたみたいでよかった
お兄ちゃんにはほんとに感謝
32人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:[konomi▲] | 作成日時:2016年12月17日 22時