【SAO】白雪の姫 part3

紅の殺意 2 ページ11

*エイダはside*


クラ｢いい目してるぜ…｣

クラディールは腕の甲冑をはずし、露わになった腕を見せつける。

キ｢それは、殺人ギルド、ラフィンコフィンの！？｣

クラ｢この麻痺テクもそこで教わったのよ。お喋りもこの辺にしねぇと、毒が切れちゃうからなぁ。｣

あ｢！やめて！何するの！！｣


キ｢っ！ああ！！｣

キリト君が悲痛な声を上げる。手にした剣でキリト君の腕を突き刺したのだ。弄ぶように刺さったままの剣をグリグリと動かしている。

あ｢キリト君！！｣

クラ｢ああ？｣

その声に反応したのか、クラディールはキリト君の足に剣を刺したままで私の方へ近ずいていく。

あ｢っ！｣

キ｢エイダ！！やめろ！！｣

クラ｢お前はよぉ、殺す前にいっぱい遊んでやるよ。それに、あいつを誘き出すための餌になって貰わねぇとなぁ。｣

あいつとは兄さんのことだろうか。

クラディールはねっとりとした手つきで動かない体に手を這わせてくる。

気持ち悪い！気持ち悪い気持ち悪い！！

あ｢っう…やだ…｣

キ｢やめろ！！｣

麻痺毒はまだ消えない。

こんな…こんなのやだよぉ…助けて…

あ｢キリトく…｣

クラ｢どうだよ！大切な奴に目の前で手ぇ出される気分はよぉ！！｣

キ｢エイダ！！｣

紅の殺意3→←紅の殺意 1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す