【SAO】白雪の姫 part3

紅の殺意3 ページ12

*キリトside*

エイダの目には涙が浮かんでいる。

キ｢やめろ！！エイダ！！｣

この異常者が！！

その時、緑色のエフェクトがクラディールを襲った。

うっすら目を開けるとそこには頼もしい仲間の姿。

アス｢ヒール！｣

ソ｢エイダ、大丈夫か？｣

あ｢兄さん…｣

アス｢間に合ってよかった…！｣

2人の姿を見て安心したのだろう。エイダの目には溢れんばかりの大粒の涙がたたえられている。

しかし、安心したのもつかの間。

クラディールがぶっとばされた着地点からゆっくりと立ち上がった。

ソラとアスナが鋭く睨みつける。

アス｢待っててね。すぐ終わらせるから。｣

ソ｢アスナ…｣

レイピアを引き抜き、クラディールとの距離を詰めていくアスナ。

クラ｢ああ、アスナ様…これは訓練…そう、訓練でちょっと事故が…｣

ザシュッ

必死に弁解しようとするクラディールに問答無用でレイピアを突きつける。

到底追いつけない速さでクラディールのHPを削っていく。

クラ｢うわぁ！ああ！ああ！！｣

クラディールはなんとか剣で防ごうとするも、それも叶わず落とし、顔面に剣先をあてがわれてしまった。

クラ｢わ、分かった！悪かったよぉ！！もう、ギルドは辞める！あんたらの前にも二度とは現れねえよぉ！！｣

土下座までしながら必死に弁解するクラディールにアスナはとどめを刺すためにレイピアを握る。

クラ｢わあ！！死にたくねぇ！！｣

クラディールのその言葉にアスナはひるんでしまった。

その瞬間にクラディールは落ちていた剣を振り上げアスナの剣を弾いたのだ。

クラ｢甘めぇんだよ！！副団長様ああああ！！｣

あ｢アスナああ！！｣

紅の殺意4→←紅の殺意 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す