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「オイ!起きロ!」
へんな声が聞こえる。
昔飼ってたインコみたい…
「…ん゛…もう、ちょっと…だけ…」
というか、こっちは今朝まで…色々あって寝れなかったんだから、もうすこしだけ…あと5分…いや10分だけ…
「ハァ…キサマ…こんなザマじゃ鬼殺隊に憧れるどころか、自分の身も消失するゾ!」
「はっ、鬼殺隊!?消失?!」
予想外のワードに、寝ぼけ眼を擦りながら
飛び起きる。
「ようやく起きおっタ。」
眼前に
しわがれた声の鎹鴉が仁王立ちしている。
「か、鎹鴉…?」
「全ク、こんな廃れた山小屋で寝泊まりしとるとは、
どうりで見つからないわけジャ!我は探すので
くたびれタ。」
なぜ寝起きから鴉に説教を受けているのか…
っていうか…
「あ!!え!おま…、あー!その喋り方!
語尾が変だけど、もしかして、黒龍!?」
「元、ナ。
というか、黒龍『様』だろうガ。小娘ガ。」
何故か、また巡り合ってしまったようだ。
「…え、あ、ごめん。」
今度は、鴉の姿で。
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作者名:koumori666 | 作成日時:2020年4月25日 11時