第24話 ページ25
笠松side
それから約5時間が経った。
Aの手術はまだ終わる気配がなかった。
ふと外を見るともう真っ暗になっていた。
気付かない間にかなりの時間が経っていたらしい。
時計を見ると8時を過ぎていた。
確か面会時間も8時で終了だったはずだ。
案の定看護師さんが俺に話しかけてきた。
「あの…」
「わかってます。帰ります。」
俺は半ばぶっきらぼうに答えてしまった。
けど看護師さんが言おうとしていたことは、俺が思っていたこととは違った。
「帰らそうとしたわけではないんです！
空きベッドがあるので、もしよかったらそちらでお待ちいただいても大丈夫ですよ。
冷房も効かしてありますので。」
「あ、ありがとうございますっ！」
まさかの出来事で俺の頭はついていかなかったが、
ただただ看護師さんに感謝するしかなかった。
俺がずっと待っていたのを見て特別に用意してくれたのだろうか。
とにかくこれでずっとAの傍にいられる。
俺は看護師さんの言葉に甘えて、空きベッドを使わしてもらうことにした。
布団も用意してくれていて俺は少し横になった。
けど全く眠れる気配はない。
Aがたった今辛い思いをしてるっていうのに、呑気に眠れるわけがなかった。
ごめんなA。
事故にあったのも辛い思いしてるのも、全部俺のせいだ。
でももしAが許してくれるなら、俺はこれからもお前の傍にいたい。
「好きなんだよ、A。」
俺の目から思わず涙がこぼれた。
それからどんぐらいの時間が経ったかはわからない。
突如部屋のドアが開き、看護師さんが焦った表情で入ってきた。
「成功…しました！」
俺は部屋から飛び出した。
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あやの♪(プロフ) - そーなんですね！また読んでみますね！ (2017年10月5日 18時) (
レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
奈津(プロフ) - ミリアさん» 返信遅れて本当に申し訳ないですっ！！黒子か赤司の妹のトリップですか…テストが終わったら作ってみようかと。今日向先輩の新しいやつはあるので、もしよかったらそちらも宜しくお願いします！黒子か赤司だったらどちらがいいのでしょうか… (2017年10月4日 20時) (レス) id: 7c7d566da4 (このIDを非表示/違反報告)
奈津(プロフ) - あやの♪さん» あやのさんお久しぶりですっ！もう次の作品はありますよっ！またよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年10月4日 20時) (レス) id: 7c7d566da4 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - お久しぶりです！お疲れ様でした！とても面白くていつも読むのが楽しみでした(*^^*)次の作品も読むの楽しみにしてますね！ (2017年10月4日 13時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く気に入った作品で大好きですもし今後他の作品を作る予定があったら黒バスの黒子か赤司の姉か妹がワールドトリガーかハイキューかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて頑張って下さい (2017年9月10日 10時) (レス) id: 14f5017be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈津 | 作成日時：2016年10月7日 19時
