【黒バス】私は幸ちゃんにしか興味ありません【笠松幸男】 続編

第14話 ページ14

貴方side


2日目の合同合宿が始まった。



今日のメニューをリコさんに聞いたところ、昨日よりキツくなっていた。

昨日以上にキツイって、これからあと数日間どうなるのだろうか。



皆もメニューの一覧を見たとき冷や汗をかいている様だった。



私はただ頑張れと言うしかない。









しかし合宿の1日は環境が違うからか早く過ぎ去り、怖い夜がやってきた。

皆がお風呂から上がった後、リコさんが全員を外に集めた。




「肝試し、するよーーー！」


「「「えぇーーー！？」」」




いつかするとは聞いていたけど、

まさか2日目で早速行われるとは思っていなかった。



怖いのが大の苦手の私。

そのことを知っているであろう幸ちゃんに助けを求めるつもりで目を向ける。

しかし幸ちゃんは私の顔を見てニヤつくばかり。



絶対後で馬鹿にされるやつだこれ。






「A、大丈夫なのか？確か怖がりじゃ…」






順君が心配そうに私の顔を覗いてきた。





「だ、大丈夫っ！1人で行くわけじゃないんだし。」




内心ビクビクだけど、ここは気を引き締めていかないと。

皆行ってる中待つのも嫌だし。






「じゃあ、ここにあるくじ引いて！
同じ番号の人がいるはずだから、その人探してペアで進んでね。
ビー玉渡すから、ここを真っ直ぐ行ったところのお皿に入れてね。」





真っ直ぐ進めと言われても、暗すぎてもう何が何だかわからないし怖すぎる。

考えていては何も進まないと思い、とりあえずクジを引いてみる。









「3番だ。」


「3番だ！」

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