【黒バス】私は幸ちゃんにしか興味ありません【笠松幸男】 続編

第1話 ページ1

あれから約1ヶ月が経った。

私も有紗も幸せな生活を謳歌している。



今も私の隣では有紗と黄瀬君がお弁当の取り合いをしている。





「ちょっと涼太、私のおかず盗らないで。
唐揚げはダメだって！」


「じゃあ俺の分も作ってきてくださいっすよ！」


「めんどくさいから無理。」





お昼休み、屋上からはこんな仲良しな夫婦喧嘩みたいな会話ばっかり。

2人はちゃんと公認カップルになったみたいで、本当に楽しそうだ。



私は幸ちゃんにお弁当を作ってあげているけど、

今日は幸ちゃんが友達と食べると言ってたからお弁当作りはお休みしてます。

だから有紗と黄瀬君がいつもこんな感じなんだなと今日初めて知った。



でもこの2人に対して嫉妬している女子も最初はいたみたい。

有紗が嫌な思いをすることもあったけど、最近はもう全く気配がない。

ここまでラブラブだったら、みんな諦めるしかないもん。




私の方も喧嘩することなく順調です。









今回の本題はここから。

部活終わりの時間、幸ちゃんからの全体連絡が行われた。





「夏休み、いつも通り合宿をすることになった。」





合宿って、皆でどこかで泊まりがけの練習ってことだよね。

すっごく楽しそう。

幸ちゃんともずっと一緒にいられるわけだし。





「楽しみにしてるのはAちゃんと…早川か。」


「うぉぉー！！合宿だぁー！！」





早川さんは目をキラキラさせている。

でも他の人はそんなに楽しみというわけではなさそう。

選手にとってはきついメニューが待っているからだろう。









「でも今回は俺らだけじゃない。」


「ってことは合同っすか！？」


「そういうことだな。」





合同練習か。

ということは他の高校のバスケ部と一緒に練習するということかな？






「相手は誠凛だ。」

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