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「 何すんのよ!! 」
あ、看護師さんのお尻を触った…下品です!
瞬間に平手打ちされてた 女性強い
「 さつきちゃん、あれはええ子じゃった。
いちご牛乳ばかり飲んでいたら体に障りますよっ
たまにはコーヒー牛乳にしたらっ なんてな。
ゆかりちゃん、彼女もぶっきらぼうだが
わしの事を心配してくれてのぉ…
久しぶりにみたぞい! イチゴギューニアにな! 」
「 イチゴギューニア……! 」
「 そう、己の名誉を掛けていちご牛乳を飲み続ける
男を人は皆イチゴギューニアと呼ぶ! 」
何々? このお爺さん
急に出てきて急にいちご牛乳語り出したけど
摩訶不思議過ぎやしません?
「 いやあ、俺はしがない街の万事屋さんです 」
銀時も引いてる上に慣れない敬語って
立ち上がろうとして上手くいかない
新八君の側に寄り声を掛けた
「 万事屋? 」
「 そろそろ行かねーと…仕事あるし 」
「 万事屋ァ? 」
『 新八君大丈夫? 腕を組みますか? 』
「ああじゃあお願いします… 」
「 万事屋だしなぁ〜 」
「 万事屋ァアア!? 」
うああっ 耳がっ
凄い点滴とか取れちゃってるけど
この人それなりに重傷の人では無いのですか
「 ヤバイアルゥ!
何か心の非常ベルを押しちゃったネ!
ニキビマン言われても
クレーター言われても怒らなかった浜田君が
ボコ言われた途端暴れた中学二年の秋ィッ! 」
「 誰、浜田君って… 」
「 今ァ 万事屋って言ったなぁ… 」
じりじりと恐怖心煽る御老人どうにかして欲しい
上手ですよね 歳を取った方の怪談語り
「 つまり何? 万事 何でもしてくれんの? 」
「 いやなんでもってそれは無理ですから
教会に行ってゴールドを払ってください
時々タダでやってくれる所もあるけど
その場所は教えちゃいけないって曾婆ちゃんがっ 」
「 フゥーッフゥーッ 」
新八君の背中に隠れ 覗いて居たけど
段々と顔色が悪くなり心配になって来た
凄い死に際みたいな顔してるんですけど
って何出してるんでしょうかこの人
ん 簪?
顔を近付け 簪を差し出した瞬間新八君が落ちた
「 この簪の持ち主を探して欲しいんじゃ 」
「 それってどう言う… 」
「 は、つ、こ、い、の、人じゃあ 」
「 もったゃもちゃ 」
「 ちょっと何その酢昆布 」
「 聞くに耐えない話を聞く時は
酢昆布が心の並行を保ってくれるネ 」
「 この年まで世帯も持たんで
女のケツばかり追いかけてきたが
今になって思い出すのは
あの人の笑顔ばかりでなぁ 」
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作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時