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「 とっとと歩け! 」
「 おいどうしたんだ!! 」
ん、銀時だ。 やっぱり囲まれてた
意識は落とされると思ってたけれど案の定だった
何だろ この蛙
拠点を聞き出し潰す
首謀者は桂さん疑惑
表に妙な奴等
この後どうしましょうか
きっと真面に話を言っても話を聞いてくれない
こういう人達皆 話を聞かないのは何で
僕こっち? 吊るされる方
「 新八! おい新八ぃ! 眼鏡ェ! 」
「 誰ぅぇが眼鏡だ! 」
「 そんな事よりもハルが…! 」
「 ……! ハルさん!! 」
「 おじさんはね
不潔な奴と仕事の邪魔をする奴が大っ嫌いなんだ。
もう此処等で邪魔な鼠を一層したい
お前等の巣を教えろ
意地張るってんなら此奴死ぬぞ 」
海の上だね これ
本当に死ぬよ? 僕泳げないし。 どしよ
「 何の話ネ!! 私達何も知らないヨ!! 」
「 惚けんな
テメェ等が攘夷志士ってんのは分かっている 」
「 テメェらのアジトを教えろって言ってんだよ! 」
「 おい! 其奴等に手を出しちゃまずいんじゃ、 」
「 彼奴は意識無い上に団長に捕……!? 」
「 うあっ! 」「 新八! 大丈夫カ! 」
体の至る所に糸が巻きついてるのに気付き
離してくれましたかね?
頂に吊るされる前に気付かれぬ様
糸を巡らせてて良かった
僕が力を込めたら一瞬で死んじゃいますね
『 動いたら死ぬぞ 』
「 お前!! 」
『 ふふ 約束守ってくれなきゃ悲しいです 』
「 僕等は攘夷志士じゃないし
桂さんの居場所も知らない!
ハルさんを離せ!!
此処は侍の国だぞ、お前達なんて出てけ! 」
「 侍だ? そんなモンこの国にはもういねぇ 」
天人に物言い出来る様になり 僕は嬉しいよ新八君
足音が聞こえて来たんで一発受け止めて貰おうかな
『 侍は何処にだって居ますよ
この性根腐れ潔癖症がッ 』
顔面に蹴りを御見舞して宙へ舞った
手が使えないの忘れてた
「 ハルさん! 」「 ハルッ! 」
『 そんな心配しなくても 』
「 待て待て待てェ!! 」
助けられ安堵したけど
砂埃が舞って目にぃ! 入ったぁ!
「 いてて、傷口開いちゃったよ……
あのー、面接会場はココですか
こんにちはー坂田銀時でェす。
キャプテン志望でーす
趣味は糖分摂取
特技は目ェ開けたまま眠れる事です 」
「 銀さん! 」「 銀ちゃん! 」
「 テメェ! 生きてやがったのか! 」
この人心臓一刺ししなかったのかな
銀時は何が何でも大切な人の為なら
生き返りだってしそう
誰かと一緒に来たのは予想外
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作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時