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「 将軍の名の元に命令を下す、賊を撃て。 」
無事に伊賀へと案内され、事情を説明された
態々将軍を将軍のまま死なせる事も
詳しく説明して貰った
早とちりした真選組のお二人は事情を聞かずまま
何処かへと行ってしまったけれど
上空から原動音が聞こえ立ち上がる
高杉さん、ちがう。 ちがうよ
僕は確かに
貴方の思う侭にやればいいと言ったけれど
目的の人が出るまで
偉い人を殺し続ける事は勧めてないよ
銀時達をその場に置き去り走り出す
「 おいッ！ 」
茂茂何処。 何処にいるの
今君がやらなければいけないのは
君の為に命を投げた人の為に立ち止まる事だよ
『 待って！ 』
止まろうとしない茂茂の手を力強く掴む
「 離してくれハル！
彼等は私の大切な友人なのだ…！ 」
『 分かってる、分かってるよ！ っ 』
近くの岩に鉄の塊がぶつかり地面が揺れた
ぶつかった大船をじっくり眺めると
船上には阿伏兎さんが見えた
茂茂の手を引っ張り走り出す
道中 茂茂を探しに来た銀時達をも引き連れ逃げる
「 ハルっ…！ 何処へ行く！ 」
『 戦う友の為に……友を救う為に、逃げるのさ！ 』
場の空気に合わない笑顔を浮かべ足を早める
逃げる事が戦う事と繋がるだなんて
前の僕には想像も出来なかった
誰かを殺す事が誰かを救う事だと本気で思ってた
でも違った。
だから逃げるよ、それが最善だと思うから
「 全蔵… 」
「 前見て走れ！！ 」
「 っ…それが私の、将軍の戦いであると？
私は何故将軍等になってしまったのだ
私とっては
全蔵も、措置達も護るべき民だと云うのに 」
「 将ちゃん…… 」
『 …そうだよ。
君はどんな事があろうと生き延びなければいけない
それが将軍様だから
でも僕らは友達の為に
戦ってるって事を分かって欲しい
友を信じて君は君の戦いを 』
前から現れた夜兎を目視し
足をゆったりと止まらせる
繋いだ手を離さず腰から木刀を抜き取り構え
三人と目線を交わらわせた瞬間、飛び降りた
四人の内二人を銀時神楽に任せ
残りの二人をどうするかを数秒の内に考える
殺してもいけない。
意識を残したままでもいけない。
ならば、苦無をあらぬ方向へと投げ視線を逸らし
茂茂と新八の肩を借りて顎を蹴りあげた
地に足がついた瞬間
近藤さん 土方さん 銀時 神楽がご到着
どうやら何とかなったみたいだけど
一安心とは言い難い光景だ
目線を上にあげ思わず苦笑いを零す
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彼方- konata-(プロフ) - Secretさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 面白く感じて頂けた事が何よりも作者の幸せです。 有難うございます、 これからものらりくらりと更新して行くので応援の元宜しくお願い致します！ (2018年12月14日 15時) (
レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
彼方- konata-(プロフ) - 夜さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 激励有難うございます！ のらりくらりと亀のごとく更新して行くので暖かい目で見守って頂けたら幸いです。 (2018年12月14日 15時) (レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Secret - スッゴく面白いです！更新頑張ってください！続き待ってます！ (2018年11月17日 10時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こなた x他1人 | 作成日時：2017年9月9日 10時
