過去編 4 ページ16
学ラン男の背後から男達がゾロゾロと出てくるのを視界に入れると、Aは彼に目を向けた。
「小学生の女の子一人にこの人数…しかも不意打ちで殴って気絶させて縛るとか……こうでもしなきゃ勝てないって言ってるようなもんだよ。」
Aが小馬鹿にしたように笑うと、学ラン男はAの胸ぐらを掴み、頬を殴りつけた。
彼は満足そうに手を離すと、特攻服男の隣に立つ。
学ラン「俺の兄貴はなぁ、かの有名な秘羅仁亜(ピラニア)の特攻隊長なんだよ！」
「あ、それピラニアって読むんだ。」
Aは口に溜まった血を吐き捨てると、特攻服の上着の裾にある刺繍を見つめた。
"特攻隊長"と弟に褒められドヤ顔をする彼はAの前まで歩くと、しゃがんで彼女の顔に手を当て撫でる。
特攻服「お前、結構可愛い顔してんじゃん。」
「気持ち悪いから触らないでくれる？」
特攻服「…あ゛？」
"気持ち悪い"と言われ、男は頬をピクリと動かす。
学ラン「テメェ、さっきから調子に乗りやがって…」
学ラン男は廃材の中からパイプを引きずり出すと、Aを目掛けて振り下ろした。
Aは痛みを覚悟して目をギュッと瞑る。
ガコン、という痛々しい音が屋内に響いたが、一向に感じない痛みを不思議に思ったAは目を開けた。
「……シン…タロウ…？」
真一郎「っ……"真一郎"だっつの……」
いつの間に来たのか、Aの目の前には真一郎がいた。
彼はAと男の間に入り、振り下ろされたパイプを自身の背で受けたのだ。
「な、んで…ここに…」
真一郎「ダチ助けんのに、理由なんていらねぇだろ？」
痛みに耐えながら太陽のように笑う真一郎に、Aは目を見開く。
パイプが離れると真一郎は「遅くなって悪い」とAの頭を撫で、驚いた表情を浮かべた。
真一郎「おま、その顔、殴られたのか！？」
彼はAの頬の傷に触れると、後ろの特攻服達を振り返る。
真一郎「オイ…コイツに手ェ出したヤツ、どいつだ？」
全員が一斉に学ラン男を指差すと、真一郎は立ち上がり彼に近付く。
男が吃りながら後退ると、真一郎は彼の胸ぐらを掴んだ。
真一郎「お前、この前Aにやられたヤツだよな？仕返しのつもりか？」
学ラン「ヒィッ…だ、だって…」
真一郎「確かにあの時はコイツもやり過ぎた。でもなぁ、そもそもの原因はお前等にあったはずだ。それに…」
真一郎は、男を掴む手に力を入れた。
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
