出会い【乾青宗】 ページ1
小学五年の初夏、初めてAさんに会った。
Aさんは、赤音が高校で一番最初に友達になった人って言ってた。
Aさんは頭が良いらしく、赤音は勉強を教えてもらう為、ウチに連れて来た。
お邪魔しますと言って入って来たAさんは、俺の顔を見て固まった。
「赤音大変…赤音にソックリな可愛い子がいる……もしかして隠し子？」
赤音「普通なら弟？って聞く所だよね。隠し子な訳ないでしょ。」
「弟か、そっかそっか。」
Aさんは笑って目線を合わせると、俺の頭を撫でながら「はじめまして」と言った。
乾「はじめまして…乾青宗です…」
「半間Aです。よろしくね青宗。」
赤音「確かAの弟も五年生って言ってたよね？青宗も五年生だから、お友達になれるかもね。」
赤音はグラスにお茶を入れると、嬉しそうに笑った。
「どうだろ…ウチのは喧嘩っ早いからなぁ…」
赤音「…青宗もすぐ手ぇ出すかも。」
乾「俺、仲良く出来ます！」
「青宗めっちゃ良い子。」
ドキドキしながら言うと、Aさんは笑ってまた俺の頭を撫でた。
綺麗で、楽しそうに笑う人。
そんな印象だった。
それからたまに、Aさんはウチに来るようになった。
Aさんは会う度に、俺の頭を撫でてくれた。
きっと撫でるのが好きなんだと思う。
ココの事も撫でた時はちょっと妬いたけど、そんな俺に気付いたAさんは、俺の事をこれでもかってぐらい撫で回した。
恥ずかしかったけど、嬉しかった。
俺が六年、Aさんが高二の時、ウチが火事になった。
赤音は全身に火傷を負って、ICUでずっと意識が戻らなかった。
それでもAさんは、毎日赤音のお見舞いに来てくれた。
赤音が亡くなった時も、泣きじゃくる俺の側にずっといてくれた。
「これから先…赤音の分まで青宗の事、いっぱい愛してあげるから…安心してね…」
俺の事を抱き締め、包帯で巻かれた赤音の手を握りながらAさんは言った。
不謹慎かもしれないけど、とても嬉しかった。
数年後、俺が黒龍に入っても、少年院に行っても、Aさんの態度が変わることはなかった。
会えば頭を撫で、可愛がってくれた。
一番にはなれないけど、二番目でも三番目でもよかった。
それでもあの人が＿＿Aさんが、大好きだったから。
【乾青宗・了】
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マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。はわわ！！宜しくお願い致します！あのボード返事送りました！其方の方でしゃもさんのボードの方に！返事待ってます！ (1月11日 20時) (
レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - マニ。さん» ありがとうございます！是非行かせていただきます🤭 今後もよろしくお願いします🙇 (1月11日 20時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 子持ちししゃもさん» ✉️。こんにちは！とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？お返事お待ちしています、これからも応援してます！子持ちししゃもさん！😊💝 (1月11日 16時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)
子持ちししゃも(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» コメントありがとうございます！頑張って更新しますので、今後もよろしくお願いします🤭 (11月10日 6時) (レス) id: 197a8307a1 (このIDを非表示/違反報告)
らむね@プリ小説もやってるよ！(プロフ) - コメント失礼します！本編から番外編まで、一気見しちゃいましたw 夢主も半間もみな尊すぎて……好きです！！ (11月10日 0時) (レス) id: 81e25a727e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：子持ちししゃも | 作成日時：2022年2月23日 23時
