毒の華2【高尾和成】

華49 ページ9

何で私は家に連れてきたのか…

何でノートなんて貸したのか…









最近自分が分からない









人といるのは苦だった私が何してんだか









そんな時に和成から言われた言葉




”教師とか向いてそうだよな〜”




さすがの私でも、
動揺が隠せなかった









￣￣￣
￣



「A教え方も上手いしさ！
教師なんて合ってるんじゃない？」

「私なんて…無理だよ…」





「いや、意外に合ってるんじゃね？」


「そ…そうかな…
じゃあ…頑張ってみるね///
真くんと愛美は将来何になりたいの？」



「俺は何も決まってねーよ」

「私はねー、医者かな」






￣￣￣
￣








高尾「A？」

貴「あ、ごめん。
私は医者になるんだ」









高尾「あ？そーなの？」









私は教師になんてなる資格ないから









高尾「………でも俺はAなら
何でもできると思うぜ？頑張り屋だもんな」


貴「！」









そうニカッと笑った顔が眩しくて優しくて、
私の冷め切った心をどんどん溶かしていく









貴「頑張り屋…か…」

高尾「A？」









.









”久しぶりに聞く単語だ”

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