毒の華2【高尾和成】

華84 ページ46

高尾「A、お待たせ」


貴「和成」

高尾「家で待ってろって言ったろ？」









こんな可愛い奴が1人でいたら、
ナンパされるだろーが。

だから、家に居ろって言ったのに。









こいつ自分のモテっぷり自覚してねーからな。









しかも……









高尾「浴衣似合ってる」









普段から可愛いAが、
浴衣だなんて、かなりの反則だ。









貴「あ…ありがとう……
お兄ちゃんが手伝ってくれて」









そう言いクスッと笑ったA。

最近はこうやって、
俺に笑顔を見せてくれるようになった。




少しは俺たちも前に進めているのだろうか。









高尾「ん…」









そう言い手を差し出すと、
少し首を傾げたA。









高尾「人混みだろ？逸れたら危ないしな」









そう笑うと、少し戸惑いながらも
手を差し出したAの手を握る。









どこにも行かないように＿＿

こいつがどこにもいなくならないように＿＿









.









ぎゅっと手に力を入れて
俺たちは祭りへと向かった。









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いつも読んでいただいて、
ありがとうございます！

次、続編に行こうと思います。


続編ができましたら、
またお知らせさせていただきます(o^^o)

これからも、よろしくお願いします！

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