毒の華2【高尾和成】

華60（過去） ページ21

「おはよーA！！」

「うっせーな愛美、
そんな大きい声出さなくなって
Aだって聞こえてるっつーの」







貴「……おはよ…」









この2人は幼馴染の宮原愛美と花宮真。
愛美は同級生で真くんは一つ上だ。








昔から思ったことが言えなかった私は、
この2人にいつも助けられていた。









愛美「ねぇねぇ、A。
今日真ってば、寝坊したんだって」

花宮「あ？んなこと言ってねーだろーが」









愛美「じゃあ、この寝癖は何かなー？」









クスクスと笑う愛美に
真くんはどんどん顔が赤くなる









花宮「愛美覚えてろ…
つーか、A来る前に教えろよばぁか！
Aも笑うんじゃねーよ///」


貴「ご…ごめん…」









2人といるときは素直に笑うことができた。









そして…人気者で友達もたくさんいて、
頭も良くて、いつも楽しそうで…


2人は私にとっての憧れだった









そして…








愛美「真？まだ赤いけど」

花宮「うるせー！お前のせいだろーが！」




愛美「何恥ずかしがってんのよ」

花宮「ちっ」









貴「……」









少しだけ羨ましかったんだ

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