毒の華2【高尾和成】

華43 ページ3

あれからAとは
少しずつだけど距離が縮まった気がする


またあの心から笑った顔見てーな








真ちゃんからは
”あいつは危ないのだよ”

って言われたけど…







高尾「惚れちゃったもんは仕方ねーよな」







はぁ……
と誰もいなくなった教室で溜息をつく









今日からテスト前だから部活は休み

帰り勉強でもしてくかな。








そんなことを考えていると
1人のクラスメイトが走ってきた








「なぁ、高尾！
今日どうしても外せない用事あってさ、
だから代わりに日直の仕事
やってってくんね？」


高尾「え？マジかよ。
まあ、いいけどな。どうせ残るつもりだし」


「マジ？ありがとな！」









そういい帰って行った友達。









めんどくせえけど、やるか。









日誌書いて黒板を綺麗にして…

今日に限ってプリントをホッチキスで
とめる雑用まである





1人じゃやっぱ時間かかるよな…







高尾「はぁ…面倒くせー」

と呟くと、後ろから声が聞こえた。









「本当お人好し」









高尾「A？」








みんなが下校してからかなり時間が経つ。








高尾「どうしたの？A」








Aのことだから、
すぐ帰ったのかと……









貴「委員会の仕事」

高尾「あー、そっか」









貴「さて、問題です。
今日日直である斎藤は
今頃何をしてるでしょう」


高尾「！？」

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