嘘【御幸一也】

嘘32（過去） ページ34

倉持side

一瞬こいつが何を言ったのかが
分からなかった。



倉持「彼女…の声…聞かせろ」




もしかして嘘かもしれねー
そうであってくれ




『ははっ、彼氏がお呼びだよ？
Aちゃん』



貴「………洋……一……」





『来なかったら、どうなるか』





「洋ちゃん？」




俺の周りの奴らが
心配そうに声をかけてくる



倉持「待ってろA、絶対迎えに行く」





貴「待って洋一、来ないd」

『はいはーい、待ってるよーーん。
倉持洋一くん』





くそっ、
俺が昔そんなことしてなければ
あいつを巻き込むことなんてなかったのに。





走りながら後悔しか頭に浮かばねー





Aは大丈夫だろうか。
高坂は危ねー奴だ。





もしあいつがAに
手を出していたら……俺は……









指定された倉庫に着き
その扉を開く。



すると



貴「ちょっやめて……」

高坂「あ”？いいじゃーん」




そういいあいつはAに
キスをしていた


その光景を見たとき
俺の中の何かが爆発した気がした。






倉持「ふざけんな、
俺のAに触んじゃねーよ」




高坂「あ、倉持。
そうそうその目だよ」




Aを見ると、
服ははだけていて、顔には涙のあとがある。





倉持「A」

貴「馬鹿……なんで来たのよ……」








俺はどうなったっていい…
でも…お前だけは









倉持「絶対守る」

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