検索窓
今日:33 hit、昨日:10 hit、合計:133,892 hit

嘘2 ページ4

あの日見てから確実に俺の中では、こいつらを見る目が変わってしまった。


倉持「七瀬は合宿出んだろ」

貴「当たり前でしょ、
マネージャーなんだから」

倉持「ヒャハ、たしかに」



七瀬、倉持…

俺の前ではこう呼び合っているけど、
あの日は違った。



Aは洋一と呼び、
倉持はAと呼んだ。


それは2人とも慣れた呼び方みたいだった。



初めて呼ぶ感じではなく、
何回も…

いやこっちのが
しっくりくるような呼び方だったんだ。



貴「おーい、御幸?聞いてる?」

御幸「あ?わりぃ、何?」



こいつは付き合ってからも
俺のことは御幸と呼ぶ。



倉持「ったく、彼女の話してることも聞こえねーくらいの考え事かよ」

御幸「はは、うっせ。っで何?」



お前らのことだよなんて言えねー

実際Aに聞く勇気もねーし、
別れたくもねー


倉持に聞いたってはぐらかすだろう。



貴「だから、はい」



そうやってAは
ハート型のクッキーを差し出した。



御幸「え?俺に?」

貴「他に誰がいるの?」



そう微笑むAは本当に可愛くて、
愛おしく思える。



御幸「サンキュー、A愛してるわ」

貴「何急に、恥ずかしいからやめてよね///」





倉持「おいおい、ここでイチャつくなっつーの。七瀬、俺にはねーのかよ」

貴「倉持に?じゃあはい」


倉持「形が星じゃねーか」

貴「贅沢言わないのー」

倉持「ちぇ」



御幸「倉持は、星で十分だろ?
俺のには愛があるからな」

倉持「くそ、よこせ!そのハート型」



御幸「はっはっは、嫌に決まってんだろ」




俺たちはいつものような会話をし、
それを俺の彼女はいつも笑顔で見ているんだ

嘘3→←嘘1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (187 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
229人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - ちーさん» ありがとうございます!すれ違い、私も書いてて辛いです(´Д` )そろそろ過去編終わるんで、みんなの関係性が変わってくると思います( ´ ▽ ` )ノいつもコメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします♪ (2015年1月29日 14時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - テストお疲れ様でした!いつ見ても胸の痛みが増す作品ですね(´・_・`)倉持の気持ちも分かるし、主人公ちゃんの気持ちも分かる。すれ違いって辛いですね。 (2015年1月29日 1時) (レス) id: c2aadded24 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - えだまめ2ごぅ!さん» コメントありがとうございます!本当ですか!?そんな風に言ってもらえて書いてて本当よかったです^ ^テスト終わったらすぐ更新しますね! (2015年1月26日 1時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
えだまめ2ごぅ! - やばぃです!超いぃ!w こんな恋してみたいです~… (2015年1月25日 21時) (レス) id: b44a25ecaa (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - シャラ★さん» あー、じゃあ私がボードいくね(^^) (2015年1月25日 20時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2014年10月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。