【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

初恋 ページ35

貴方side

黛「俺は、今のお前が好き。
俺じゃ…駄目か？」




一瞬何を言われたか分からなかった。



千尋は私にとって初恋みたいなもので、
憧れていた存在





そんな相手に言われたら、
気持ちが揺れ動く。








真はいつになったら私を見てくれる？


そんなの…明日かもしれない、
明後日かもしれない…








でももしかしたら
一生見てくれないかもしれない。









そんな相手を
いつまでも見つめ続けることに
意味なんてあるのだろうか。









貴「……千尋………でも…」


黛「花宮のことが好きなのは分かってる。
それでも俺はお前のことが好きだ。
初めて会った時からずっとな」


貴「………」








黛「別にお前を困らせてーわけじゃねーよ、
なんとなくお前の気持ちは分かってたしな」








貴「………少し時間がほしい」

黛「あぁ…ただあんまり考えすぎんなよ？」





そう笑って、頭を撫でる千尋は

凄く優しくて、
また涙が出そうになった。








その後はまたバスケや
話したりして時間が過ぎていった。

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