過去編-助けて- ページ23
貴方side
私たちのチームに会話はなかった。
ただみんなのすすり泣く声だけが響く。
声を掛けることさえできない。
シゲはずっとコートに立っていた。
私以上にショックだ。
みんなの前で泣いちゃダメだ。
泣いちゃ……だめなのに…
貴「っ!」
唇を噛みしめる。
そんな時…
?「A……ちょっといいか」
貴「花宮さん……」
花宮さんの後をついていく。
2人とも黙ったまま。
でも、私の膝を気にしながら
ゆっくり歩いてくれている。
そして人通りが少ないところまで来ると
やっと花宮さんが口を開いた。
花宮「A……」
貴「ははっ、負けちゃいました。
まあ、仕方ないですね。
キセキの世代ですし…レベルが違う…
100点差も……つけられちゃって…
それに……」
花宮「分かった。
大丈夫だから、俺が…そばにいるから…」
と花宮さんは後ろから私を抱きしめていた
貴「そんな優しくしないでください……
私……もう……自分が……壊れそうで」
花宮「………」
貴「なんで……私たちがこんな目に………
私たちは真剣にバスケをしていた。
3年間この仲間で…汗水流して…
ずっと…ずっとしてきた…
なのに…なんで………
なんであんな試合されなきゃならないの……
ただこれだけのために……
こんな試合されるために
私たちは…バスケをしていたわけじゃない!」
涙が溢れ出た。
花宮さんは黙って
抱きしめている腕を強めた。
バスケはやめる
けど今まで私にはバスケしかなかった。
どうしたらいいのか分からない。
私は…どうしたら…
最後の望みを込めて、伝えた
貴「………助けて………花宮さん」
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光(プロフ) - 神宮寺れいさん» 了解!^ - ^ (2014年12月15日 14時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
神宮寺れい(プロフ) - 光さん» わかったよ〜 光さんのボードにいくね? (2014年12月15日 14時) (レス) id: ca92bbeafc (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 神宮寺れいさん» どっちでもいいよー( ^ω^ )!! (2014年12月15日 8時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
神宮寺れい(プロフ) - 光さん» イイヨー(^O^)光さんのボード? (2014年12月15日 6時) (レス) id: ca92bbeafc (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 神宮寺れいさん» まあスッキリはしてるww俺赤司最高だったよね^ ^あ、思ったんだけどボードで話さない?( ^ω^ ) (2014年12月15日 1時) (レス) id: d62a91a505 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:光 | 作成日時:2014年9月30日 15時