【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

知ってる ページ6

貴方side

まさか、今吉さんに聞かれているとは……


今吉「花宮か黛やろ？」


貴「………2人とも好きですよ？
というか…私に好きとか
分からないんですよねー」

といつものように笑った。



今吉「お前…本当頭ええな…」

貴「！？」



うっ、もしかして…



今吉「A………天然とか嘘やな…」

貴「何言ってるんですか？」

今吉「キャラ作っとるだけやろ？
だって自分…好きの意味とか分かっとるやろ」

貴「………」



今吉「花宮が…
『あいつは天然だから、
好きとか分からねーんだよ』
とか言っとったけど…わざとやな」



本当この先輩は…苦手だ
たぶん誤魔化しても無理



貴「………はい」

私は正直に話すことにした。




今吉「それで、好きなんは誰なん？」

貴「真です………」


今吉「はぁ？なら話早いやん。
あいつも好きやろ？」



知ってる…

私は鈍感で天然みたいにしてたけど、
本当は……知ってた…

真が私のこと好意を
もってくれていること…


でも…


貴「私はずっと真が好きです。
私が傷ついた時にはいつもそばにいてくれる。けど真が好きなのは、昔の私ですから」

今吉「はぁ？！」



貴「では、もう行きますね」

私は逃げるように今吉さんの前から離れた。

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