【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と合宿をしました【花宮真・黛千尋】

怖い ページ40

リコside

ちゃんと念を押したけど、
本当に大丈夫かしら。


花宮は去年鉄平の足を壊した張本人よ？
鉄平も出る気でいるし…





貴「リコさん」

リコ「あ、Aちゃん。試合出るの？」

貴「はい」





そう笑うこの子も正直怖い。




最初から感じていたこの違和感。
いい子だとは思いたいわ。






でも、何を考えているのか分からない。

いとこの鉄平でさえ、
分からないと言っていた。





貴「あ、大丈夫ですよ」

リコ「？！」



貴「真達はこの試合では
ラフプレーしないと思います」





ほらね？
こういう時に察知して言ってくる。






リコ「なんでそう思うの？」

貴「いやー、
だって…………私が言ったんで」


リコ「っ！そう…なら安心ね」





初めてだった。
人の顔を見てゾッとしたのは。




いつもニコニコして美人の
Aちゃんの瞳には、
光が感じられなかった。




貴「じゃあリコさん、
よろしくお願いします」





この子は何を考えているの？






後で鉄平に聞いてみようかしら。

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