繋ぐ想い4【ダイヤのA】

投手として ページ16

(3年の始め)
長緒side

貴「アキラ、ごめんね？急に呼び出して」

長緒「いいよ別に。
どうせ大学は午前だけだったし」




貴「っで頼みがあるんだけど……
私にナックルボールを教えてください」

長緒「え…！？」

貴「お願い」




本当こいつ馬鹿なのか何なのか

違う高校だった奴に
向かって教えてほしいとか…




長緒「(クスッ)本当Aって面白い」

貴「何笑ってるのさ！」

長緒「いやw分かった…教えるよ」

貴「ありがとうアキラ！！」





こんな真っ直ぐした奴見たことない。


野球への執着心、負けず嫌いなとこ、
投手として必要なもの全てを持っている。








そして初めてAの投球を見た

長緒「凄いな……正直驚いた。
球種も多いし、スピードだって速い。
これ以上成長するつもりか？」



貴「…まだ足りない
鳴や真田…他にもたくさん凄い投手がいる。
だから………もっと上手くなりたい。
それに…精神的にももっと成長したいんだ」




その目は欲。
野球に対する飢えそのものだった。

凄いな……純粋に投手として尊敬するわ





貴「アキラ？」

長緒「ああ、ごめん。えっとナックルは…」




そういいAに教えることになった。

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