【黒子のバスケ】元明洸中の女の子はキセキの世代と再会しました【花宮真・黛千尋】

無力 ページ9

貴方side

3日後に合宿だって真言ってた。
あの日以来にキセキの世代に会う。

私みたいに傷を負った仲間は
今どうしているだろうか。


prrrrrrrrrr

？「もしもし」

貴「もしもし」

？「久しぶりだなA」

貴「そうだね、シゲ」

荻原「元気にしてるか？」

貴「まあ私は平気。
シゲは………………




もうバスケやめたんだよね………」

荻原「ああ………」

そうだよね…


貴「ごめん…変なこと聞いて」

荻原「お前はまだ続けてるのか？」

貴「……………うん」


荻原「そうか…よかった。
Aは俺らの中でも一番上手かったし、
誰よりもバスケが好きだったから心配だったんだ」


シゲはどんな時でも優しかった。
だから人一倍傷ついたんだと思う。


あの場で最後までコートに立っていたのは、
シゲだった。


私は最後…見てることしかできなかったんだ。
崩れていく仲間たちをただ何もせず、
見ていることしか…

どれだけ自分が無力だったか。


貴「でも………今バスケ……楽しくないんだ」

荻原「そうか」

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