カラ松《異変》

緊急事態(トド松side) ページ19

〜翌朝〜




あれから、変わらず、苦しそうに、荒い息をするカラ松兄さん。






カラ松兄さんは、風邪にかかると、熱が上がりやすくなる体質で、皆と一緒に風邪を引いた時も、１人だけ、顔を真っ赤にしてた。




それでも、熱はせいぜい３８度になるかならないか。





あんな、４０度近い高熱なんて、見たのでさえ、初めて。






あれは、ただの発熱じゃない。なんか、もっと、こう、精神的な、、、





チ「おい、トド松！朝飯出来たけど！」








ト「今行く〜！！」





こんな時に父さんと母さんが泊まり掛けで旅行だなんて、、、


本当、ついてない。





ト「朝食食べたら直ぐにまた来るよ。」




ボクはそう言って、寝室を後にした。






〜１５分後〜





お「あぁ〜食った食った！」






チ「朝から食いすぎ！！！」






ト「もうすぐ、アカツカクリニック開く時間じゃない？」








なんて話をしながら、
二階の寝室へ。








一「先に熱測った方が良いんじゃない？」






十「だね！！！はい、たいおんけー！」






お「ん。さんきゅ。」







ト「なんか、さっきより、呼吸落ち着いてるような、、、」





十「ほんと〜だ！！！」







「ﾋﾟﾋﾟｯ」






お「！！！、、、」







チ「おそ松兄さん、、、？」







お「ん？いや、測り間違えただけ。」







一「もう一度測った？」







お「待った、もっかい。」






ト「ちゃんと挟めてないんじゃない？」







「ﾋﾟﾋﾟｯ」







お「！！、、、チョ、、、き、しゃ、、、く、、、！！」








四人「え？」






お「チョロ松！！！救急車！！！速く！！！！！！！」







チ「！！！！わ、わかった！！！」









かなりの緊急事態だ。






だって、






おそ松兄さんの手には、、、








「４３度８分」





と、記された体温計が握りしめられてたんだから、、、

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