we are カラ松girls！ (ページ8)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:3,429 hit

さんの松【小笠原諸島】ページ8

梨希side

自己紹介のあと、私たち五人の部屋へ案内されることになった。

松代叔母さんはご馳走を作るとかなんとかで、案内してるのは六つ子。

こっち見て微妙な顔してるけど、あれでしょ…？私のこと表情筋死んでるとか言いたいんでしょ…？知ってる。

いいんだよ私は…。昨日も締め切りのために徹夜で漫画描いてたことはいいんだよ…ほんと、どうでも。

重要なのは、これから生で六つ子(カラ松受け)のイチャコラが見れるってことなんだよ…。

そりゃあ徹夜で駄々下がりなテンションもあがりますよな…。

え、あがってるように見えない…？当たり前だろ徹夜明けの中学生に何求めてんだ死にさらせ。

そんなこんなで部屋につき、各々していた会話を切り上げて部屋に入ってった。

え…私？喋ってないよ、元々無口な方だし、今は口を動かすのでさえも面倒だし…。

隣でいちさんがおろおろしてたとかはほんと、知らないから…見てないから…。

その後みんな…もう腐女子トーク。

でもごめん…今の私の頭は、原稿中のドンヒラのトーンについて思考を使ってるから……話、頭に入ってない…。

というかもうちょっと声のトーン下げてくれると嬉しいかな……頭に響くんだよこの畜生が。

私は動かない表情筋を諦め、いそいそと鞄からPCとペンタブを取り出す。

…うん、改めて思ったけど…作業場欲しいな。

だってこいつら、あ、かなさん達のことね…？ネタくれるのは有難いんだけど、原稿中はほんっと邪魔でしかないんだわ。

ゆいさんは同じ苦しみを分かち合う仲だから、別に特段迷惑じゃないけど…。

あやさんは、その…単体ではうるさくないんだけど、せつさんとかなさんと一緒になるとツッコミでうるさくなる…。

それにこの三人、イラストとか小説とか支部に投稿してるし人気あるけど、あくまで趣味の領域だから、締め切りとかないし…うるさくても作業できる人達だし…。

つまりは、二人…特にかなさんの方が悪いってことで、うん。

そう思っていたけれど、どうやらかなさん共々は六つ子の方に興味があるようで…

気づけば部屋に一人…まあ私はほら、マイペースってやつだし。置いてかれたとかじゃあない。断じて。

それに、これで原稿も進む…トーン張りしなきゃ、ね。うんうん。