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…え、今のすごい、なんのマジックだろう。
えっ、すごい

仕掛けは何だ、とその人の立っていた床に手をついてみるも、違和感は見られず。うーん、と頭を捻っているとドストさんに声を掛けられた。


「紅茶を淹れたのですが、良ければ一緒に如何ですか?」


丁度暖かい飲み物が飲みたかったので嬉しくて、是非!と返事をした。昨日と同じ椅子に腰をかけると、ティーポットにカップ、サモワールとジャムの瓶を載せたお盆を彼が運んできた。


ティーポットから注がれただいぶ濃い紅茶に、サモワールからお湯を入れて薄める。

小皿に少し乗せられたジャムはレモンの匂いがした。添えられていたスプーンで少し舐めると、甘酸っぱくて美味しい。



「…ふふ、私これ知ってますよ、ロシアンティーって言うんですよね?」


なんて自慢げに聞いてみれば、ええ、と短く返事を返してくれた。


「そういえばさっきのことなんですけど」


と、話を切り出したのは私だ。



「私の事、夕食を共にする可愛らしい女性ってあの方にお話したんですか?」


緩む頬を隠すことも無く聞くと、彼はカチャリとカップを置いた。



「ぼくはさっき、余計なことを言わないでください、と言いました。否定はしていませんよ。」



素直に肯定するのではなく少し遠回しなイエスの返事が嬉しくて、頬がだらしなくなってしまう。



「そういう貴方こそ昨晩は、一緒に寝たい、だなんて大胆でしたね?」



仕返しとばかりに聞き返されて、忘れかけていた自分の恥ずかしい発言にあつくなった顔を伏せた。

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こめこ(プロフ) - 疾風さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて光栄です、これからもよろしくして頂けると幸いです! (2019年7月1日 4時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
疾風(プロフ) - 少し遅くなってしまいましたが、完結おめでとうございます!こめこさんの書く作品どれも大好きなので、こめこさんを知れて良かったです!これからも頑張ってください! (2019年7月1日 2時) (レス) id: d43b897b4c (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - かなでさん» ほかの作品も読んで頂けているんですね、嬉しいです!ありがとうございます、拙い文章ですがこれからもよろしくして頂けるとありがたいです! (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - あさぎさん» 3期でドスくんに落ちた人は多いだろうなって見込み、、うふふ。コメントありがとう!あさぎちゃんも早く新作書いてね( (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)
こめこ(プロフ) - ねこ娘さん» ありがとうございます!違和感なく、というのは本当に嬉しいです!読んでいる途中でアレ?ってなると気持ちも冷めてしまいますから気をつけているつもりでした。次作も頑張ります、よろしくお願い致します! (2019年6月29日 20時) (レス) id: a5ceb500b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こめこ | 作成日時:2018年12月22日 19時

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