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首筋をなぞるように唇を這わせるその人の細い手が、服の中に侵入してくる。
シャワー、浴びたかったなぁ、なんてどこか他人事のように考えていると、敏感な先の部分を摘まれた。
「ん、」
「考え事なんて、随分余裕だね」
「いくらなんでも、回数重ねれば少しは慣れますよ?」
意地悪く聞いてきた声に挑発のように答えれば、少し機嫌を悪くしたようで。
「ふーん、そんなこと言うんだ。余程ひどくされたいみたいだね。」
なんて独り言のように呟きながら、下にも手を入れてくる。スカートの下から手を入れられて、下着の横から指が入ってくる。
指が滑らかに動くのはそこが濡れていることの証明だ。
「あれ、もうこんなになってる。」
「…い、いわなくていいです」
顔に熱が登るのを体感しながら言えば、気を良くした様子の彼はずぷりと指をいれてきた。
「ん"っ、ぁ」
「ねぇ、今ゆび何本入ってるとおもう?」
わざわざ良いところを擦るように中で動かしながら尋ねてくるので、喘ぎ声が言葉にならない。それでもなんとか、___3本…?と答えれば、ご名答。と褒められ、そのままぐちゅぐちゅと掻き回された。
彼いわく、正解したご褒美だそうだ。
「う、ぁあ、…っ、そんなにされたら、ぃッ」
自分の声だとは信じ難い、一際高い声が喉を通ったと思ったら、はじけるような快感が体を襲った。
「もうイッちゃったの?本番はこれからなのに。」
__自分がやったくせに、と文句を言えば、まだそんなこと言うんだ?と、荒くキスをされる。
「やっぱり、コレが好き?」
そう言って見せてきたのは、もう何度も私の理性を砕いてきた玩具だった。
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作者名:こめこ | 作成日時:2018年4月28日 22時