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ヘリコプターがヨコハマの空をゆっくりと飛ぶ。
敦はわざと芥川を見ないようにしているのか、窓の外を見ている。敦の顔の産毛が夕日に照らされ、金色に光っている。元気な光を宿す眼は沈んでいる。芥川は気になっていた事を聞いた。
「何故僕を助けようと思った」
敦の眼が揺れる。
「任務だから。それが半分。もう半分は____」
台詞と感情の残滓が空中に漂う。だが、芥川には解る様な気がした。
ヘリコプターが探偵社の屋上に着陸する。
降りる時に、鏡花がさようならと言った。敦は何も言わなかった。だが、敦の頬は夕日の所為でなく、赤く染まっていた。
ㅤㅤㅤㅤ
初心が、と芥川が呟いた。
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珀秋そら(プロフ) - 感想正座待機でお待ちしておりますべ (2022年8月9日 18時) (レス) id: ae0531e6bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空白時 | 作成日時:2021年7月9日 13時