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*


 俺以外の視線が、立花に向く。





「どう、って…」



「上杉と、手、繋いだんでしょ?」



「「!」」



「///////」





 !


 美門と小塚が驚いて立花を凝視したけど、俺はそれ以上に衝撃を受けていた。

 立花の顔が赤くなったのが、視界の端に映ったから。

 は?

 あほらし、とか言うんじゃねーのか?





「え?
 そうなの?」



「あ、えっと…」





 小塚が投げかけた疑問に、立花の方は口をパクパクさせるだけだった。

 …おい。

 それ、どう解釈していいんだ?





「もちろん信じるかどうかは当人の気持ち次第だけど、アーヤがどんな風に感じたのか教えてもらえる?」





 黒木がさらに追い打ちをかけた時には、俺まで立花を見つめていた。

 何て言うんだ?

 何て、言ってくれるんだ?





「…私、は……」





 真っ赤な顔で俯く立花に、ひたすら期待が混み上がる。

 まさか、おまえも…?

 いや、ねーよ。ない。それはない。

 なくない方がいいけど、ない。わかってる。…つもりだ。

 けど、もしかして…とか、あるのか?





「あの…、……それ、当て嵌まらないと思う」





 立花はいつもと変わらない『調査報告モード』で、淡々と言った。





「だってその伝説から解釈すると、二人は『互いに片思いしている』ってことなんでしょう。
 だったら、私たちは違うよ」





 ………………だよな。

 だと思ってたよ、わかってたよ。

 別に期待なんかしてねーよ。

 ……少し…いや、かなり……。





「だよなー。
 アーヤはそう言うと思ったぜ。
 うんうん、これで解決!」





 若武の満足げな言葉が、思いっきり腹立たしい。

 ああ、やっぱりこいつ、蹴っ飛ばしてー。





*

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こま(プロフ) - ゆらち*さん» ありがとうございます〜(#^.^#) 上杉君、いいキャラですよね♪ あのツンのところを黒木君や翼に弄られてるところをつい見たくなってしまいます。今後も頑張ります!(^^)! (2016年5月15日 0時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらち*(プロフ) - とても素敵な作品です!分かりやすくて、読みやすいです!!私も見習わないと...。 上杉君、最高なキャラだと思います!翼と黒木君のコンビもいいですよね〜 応援してます!! (2016年5月14日 21時) (レス) id: 2c3f42c40a (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 未来さん» どうもありがとうございます(^^) 想像していただけたら嬉しいなって思ってました。上杉君がこの二人にからかわれるの、好きなんですよ。実はこれで二回目で、三回目のお話を今書いてます(#^.^#) 飽きずに見てやってくださいm(__)m (2016年2月27日 19時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 素敵なお話でした!美門や黒木にからかわれつつも、感謝する上杉・・・という図がありありと想像できますね(笑) (2016年2月27日 13時) (レス) id: 7c7a6c65ca (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 柚子さん» 感想ありがとうございます。上杉君はなんとなく書きやすいです。一応プロットには、小塚君SIDEのお話があります(#^.^#) 他に書けるとしたら、やはり砂原かなぁ。また挑戦してみますね!(^^)! (2016年1月16日 15時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こま | 作成日時:2016年1月9日 21時

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