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ページ2

*


『大丈夫。

 アーヤの成績に関係ないことだから』


『ひどい、翼。

 私をからかったの?』


『訊きたいことがあるのは本当だよ。

 宿題のページを確認したかっただけ。

 でも、アーヤがそんな顔するなら、難しい問題を教わるってのもいいかも』


『無理に決まってるでしょ!

 意地悪しないで!』



 コン、と軽く美門の頭を小突いた立花。

 それにまた笑う美門。

 何度か見たことのある光景が、今日はやけにイラついた。

 あいつらが同じ学校で、心の友として繋がってるのは知ってる。

 けど、そんなの、ここでやるなよ。

 学校でいくらでも話せることだろ。



『どうしたんだ?

 上杉』


『…何でもない』



 背後から来た黒木に声掛けられるまで、その場に立ち尽くしてた。

 いや、あの時黒木に見つからなかったら、そのまま教室に戻ってたかもしれない。

 入ってくと、気づいた立花が俺らを呼んだ。



『黒木君、上杉君。

 若武と小塚君は?』


『小塚はもうすぐ来るよ。

 若武には逢ってない』


『えー?

 召集かけたの、若武なのに』



 膨れた立花を横目で見ながら、何となく立花とは向かい側の方の椅子に座る。

 詰めて座るって決まりもねーんだから、隣に座ったらおかしいだろ。

 手持無沙汰にテキストを出した時、美門の視線に気づいた。



『上杉、何で入って来るの遅かったの?』



 !

 …こいつ、気づいてたのかよっ。



『別に、大した理由ねーよ』


『そう?』



 美門の思わせぶりな顔にイラついて、テキストを開く。




*

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こま(プロフ) - ゆらち*さん» ありがとうございます〜(#^.^#) 上杉君、いいキャラですよね♪ あのツンのところを黒木君や翼に弄られてるところをつい見たくなってしまいます。今後も頑張ります!(^^)! (2016年5月15日 0時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらち*(プロフ) - とても素敵な作品です!分かりやすくて、読みやすいです!!私も見習わないと...。 上杉君、最高なキャラだと思います!翼と黒木君のコンビもいいですよね〜 応援してます!! (2016年5月14日 21時) (レス) id: 2c3f42c40a (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 未来さん» どうもありがとうございます(^^) 想像していただけたら嬉しいなって思ってました。上杉君がこの二人にからかわれるの、好きなんですよ。実はこれで二回目で、三回目のお話を今書いてます(#^.^#) 飽きずに見てやってくださいm(__)m (2016年2月27日 19時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 素敵なお話でした!美門や黒木にからかわれつつも、感謝する上杉・・・という図がありありと想像できますね(笑) (2016年2月27日 13時) (レス) id: 7c7a6c65ca (このIDを非表示/違反報告)
こま(プロフ) - 柚子さん» 感想ありがとうございます。上杉君はなんとなく書きやすいです。一応プロットには、小塚君SIDEのお話があります(#^.^#) 他に書けるとしたら、やはり砂原かなぁ。また挑戦してみますね!(^^)! (2016年1月16日 15時) (レス) id: 90c1ef24f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こま | 作成日時:2016年1月9日 21時

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