6:兄とコロネその1 ページ6
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「そんなに食べるのか……??」
「うん、フーゴさんも食べる?」
私は紙袋にいっぱい詰められたチョココロネを嬉しそうに頬張る。
話しているうちにだんだん打ち解けていき、ようやく普通に話せるようにまで進歩したのだ。
そんな時に、ブチャラティさんの行きつけであるパン屋の前をたまたま通り、進められるがまま食べたチョココロネがとてつもなく美味だったのである。
そして、思わずこんなに買ってしまったのだ。
「Aに気に入ってもらえたみたいで良かった」
そうこうしていると、兄がいるという建物にたどり着いた。
「ここだ」
入っていいよと言わんばかりに扉を開いてくれるブチャラティさん。私はそのご厚意に甘えて中に入ろうとそっと覗いてみた。
中には、奇抜な格好をした怖そうな男の人たちがいっぱいいた。
私は驚いて、思わずフーゴさんの後ろに隠れてしまう。なお、この時もまだコロネは食べている。だって美味しいんだもん。
「どうしたんだよ」
「だ、だって……」
「何をしているんですか」
そう言いながらこちらに向かって来たのは、金髪で頭にコロネを乗せているみたいな少年だった。
コロネみたいだ……。
この時も、やっぱり私はコロネを食べていた。
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零-レイ-(プロフ) - ありがとうございます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: 9b44976fd5 (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» こちらに掲載させていただきました! https://ulog.u.nosv.org/item/komakomaisan/1544948455 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 腐れホットドッグ(原材料肉まん)さん» 全然遅くないですよ!!ありがとうございます。拝見させていただきます! (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
こまい。(プロフ) - 零-レイ-さん» 遅くなって申し訳ないです、、、。こちらには話のみを掲載するという密かなこだわりがありますので、ブログの方に掲載させていただきますね。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: 6b901b843a (このIDを非表示/違反報告)
腐れホットドッグ(原材料肉まん)(プロフ) - 遅くなってしまい申し訳ございません!→ http://uranai.nosv.org/u.php/novel/izayoi398/ (2018年12月15日 1時) (レス) id: 71d78afbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こまい。 | 作成日時:2018年11月30日 19時