六天才 ページ7
柊「今の爆破で君達はこの教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。完全に退路を絶たれた事になる」
ぶっきーせんせいは三階の地図を広げて、爆破した場所に赤いチョークでバツを付けて、この先行けない、いわば境界線となりうる場所には、線を引いた。
魚住「全然話についていけないんだけど…」
結城「え？これドッキリだよね？」
魚住と結城はそう言ってる。他の人も心の何処かでドッキリとかそんな非現実的なことを思ってるのかもしれない。
柊「もちろん。リアルだ。」
けど、『人質事件』というドッキリ以上に非現実的なことが今起きている。それを痛感させられた。
柊「ちなみにこの学校にはさっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられている。」
逢沢「この教室にも爆弾があるって事ですか？」
私の隣の席の逢沢くんがそう言うと、せんせいは教室の後ろを2回、そして自分の真上を指差した。
…やっぱり、あの微かなシロップみたいな臭いはニトログリセリンだったんだ。
柊「分かったら、席につこうか」
せんせいは、私たちが従わなかったらいつでも爆破出来るようにしてる。今は従って、情報を集めよう。何より最後のピースもはっきりさせておかなくちゃいけない。
そう決めたら、自然と自分の席へと歩み寄ることができた。他の皆も、せんせいに言われた通りに席についていく。
柊「おー走ってる走ってる」
せんせいは窓の外を見つめ、嬉しそうに言った。
……他のクラスはさっきの爆発で外で避難してるんだ。
柊「もう2、3個爆破させないと緊張感出ないかなぁとか思ってたけど…結構皆必死に逃げてくれてるねぇ」
せんせいが喋っているうちに皆はスマートフォンを手に取って、身近な人たちに助けを呼ぶ。
私は、私はただ外を見つめ、そして両指をこめかみに当てて、軽く揺らす。
『むむむ〜ん！てれぱしーでうちゅーじんとのこーしんをためしてみる〜！！えすおーえす！えすおーえす！！』
逢沢「ちょ、翠川さん…！声…！」
柊「はい！携帯ストーップ！！
翠川は宇宙人にテレパシー送るの禁止ー！」
せんせいはそう言って机の中から大きな白い袋を2つ出してきた。
柊「これから皆の携帯電話と鞄を回収するから」
花岡「もう翠川ちゃん！」
里見「余計なことするなって！」
私は皆に怒られた。おまけに私のスマホも鞄も取られた。つらたん。
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未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
