四十一バカ ページ43
柊「お前があの投稿送ったのか？」
茅野「はい」
茅野はそう言って、せんせいを見る。
…昨日とは違い、もう目を逸らしていない。
柊「せっかく翠川がアリバイを証明してくれたのにか？」
茅野「…はい」
柊「【景山死ね】【アイツが苦しむ姿を見ると興奮する】【景山笑うな、キモい】【あの女をめちゃめちゃにしてやりたい】【景山なんて生まれてこなければ…」
茅野「私だって言ってるんだから、もういいでしょう!?」
さくらが大きな声で言うと、皆驚いたようにさくらを見ていた。
…皆疑っていたのに驚くってことは、心の何処かで信じてくれたのかな。
柊「じゃあパスワードは？」
茅野「…え？」
柊「SNSに登録したパスワードだよ。それがなきゃアクセス出来ない。
お前が投稿者本人だって言うならパスワード知ってるはずだろ？」
さくらは口を噤んでしまった。
そして再び、あのハンカチを握る仕草。
…ここでさくらの目的に気づいた。
そうだ。これは、
宇佐美を守る為の、さくらなりのハッタリだ。
さくら「それは…」
「バッカみたい…」
全員の視線がさくらからある女子に変わる。
『宇佐美、』
宇佐美「何でそんな嘘つくの？皆を助けるため？だから自分が犠牲になるって？
あははははっ…………笑わせんなよ」
明るい声色とは一転して、凍てつくような冷たい声と眼光がさくらに向けられる。
茅野「宇佐美さん…」
宇佐美「私だよ」
せんせいに近づき、一番近くにあった机に手をつく。
宇佐美「私がやり逃げXでーす。パスワードは」
『kaho11815』
宇佐美「！！…アンタは全部、知ってたんだね。」
『うん。知ってた』
宇佐美「ぶっきー、スイちゃんの言う通りだよ。」
せんせいは言われた通りにパスワードを入力した。
柊「ピンポーン！アクセス成功だぁ！
よかったなぁ！今日君達の中から死人は出ない。」
静まり絶句する生徒全員の中、せんせい1人だけが笑顔で拍手をした。
誰も死ななかった。死ななかったのに。
＿＿なのにどうして、こんなにモヤモヤが晴れないんだろうか。
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未来(プロフ) - 2カ条っていうのが気になりました。2カ条というところはあるかもしれませんが基本ニ教の表、裏と言います！面白いので頑張って投稿して下さい！！ (2019年2月22日 16時) (
レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 女の人が優しいことを祈りましょう…！これからも応援してます！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» ありがとうございます！訂正行ってきます！！真壁くんの女に怒られてしまいますね！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
黒玄@学生(プロフ) - 無音さん» 私が気づいた限りだと、9、12、17話です (2019年1月25日 7時) (レス) id: ae6add9199 (このIDを非表示/違反報告)
無音(プロフ) - 黒玄@学生さん» 本当ですか!?推しの名前を間違えるなんてファン失格…何話に真鍋くんがいるのか教えていただけると幸いです！！ (2019年1月25日 7時) (レス) id: 48c7dd2dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無音
| 作成日時：2019年1月14日 3時
