呪われたコンビニ店員【呪術廻戦】

ノーマルライフ ページ36

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「何とか、卒業研究もいい感じに終わったし。就職先も決まったしちょっとだけ落ち着いたね」


『ちょっと寂しいかも、学生ももう終わりだよ〜？』


「うわぁ、現実突きつけんなよ」


友人とカフェに来ていた。
特にこれといって目的はなかったけれど、
暑いし喉乾いたし休憩がてら丁度いいね！と。


「あ！そういえばA。彼氏と2年目だってね、いいなぁ私も社会人になる前に長い恋愛しときゃ良かった」


『アンタは短すぎるんだよ、彼警察学校に半年入らなきゃだから卒業したらしばらく疎遠になるけどね』



「Aはそういうの余裕じゃない？彼の方がもつかな？」


『まぁ、そんときになんないとわかんないよ』


頼もしい彼女じゃんと友人に笑われる。
五条さん達に私の呪いをどうにかしてもらってから
直ぐに新しい彼氏が出来た。


だけど、そいつは今までの男達と大して変わりなく、
酔っ払ったら手を挙げてくる最悪野郎で、
やっぱ私呪われたままなんじゃね？と思ってたら
助けてくれた人がめちゃめちゃいい人で、


初めて心置き無く何も無い日を穏やかに過ごせた人だった。
同じ大学で、別学部で、今まで全く関わりのなかった人


「にしても、あんなに男運悪かったAにあんなに正義感が強くて良い彼氏ができるなんてねぇ……前まで部活仲間とかに除霊行ってみたら？とか言われてたレベルだったのに」



まぁ、近しいことはしたかも。



『まぁちょっと近いことはやってもらったかな』



「えぇ〜！私にも紹介してよ！！私最近なんかメンヘラひっかけちゃうんだよねぇ」



『それはメンヘラ製造なだけじゃない？』


「え〜、そうなのかな？」




あぁ〜！どうやったらあんな良い彼氏捕まえられたの！
そうやって友人がわーわー言っているのが微笑ましい。




『うーん…なんだろ。今まで、すっごい色んなことがあったかも』





これは呪われたコンビニ店員だった私が
新しい私の普通を手にした物語






『呪われたコンビニ店員』終

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