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ホワイトDK ページ18




私は昔から暗い道とか狭い道が大好きだった。

母親に危ないから遅くなる時は明るくて人通りの多い道を歩きなさいなんて言われてたこともあったけど、私は暗い道を歩いていた。だってそっちの方が何も考えずに歩けるし、音楽聴いてりゃ別にただの道だろうと思ってたから。


でも今その生き方が間違っていたことを20数年生きて初めて知りましたお母さん。
イヤホンをしていて最初はきづかなかったけど、
私のうしろには確実に人が居る。


確かめるためにイヤホンは耳につけたまま、音楽は切った。
擦れる足音が近づいてくるのが怖くて、逃げた。


『っは!!っは!あ‘’やばい!!』


遠くにバス停が見えて、今ちょうどバスがいなくなったところだった。最悪だ。


どうしよう、ここのバスはほんとに本数が少なくてなかなかバスが来ない。


私はどうすればいい?
走ってるのに、後ろも走ってる。
もうやだコンビニに帰ろう。


ここは片側一車線、今車道に車はいないから走れば余裕なはず。何くわぬ顔してコンビニに戻ればいいんだからと自分に言い聞かせて、少しスピードを落としてからぐるっと反対を向いた。



『…無理無理無理無理!!!!!!!』



我慢できなかった、薄暗くてもわかるほど、男の体が血まみれだったから。しかも私はバカだ。怖くなって膝から崩れ落ちてしまった。




「…あの、平気ですか?」



優しげな声が聞こえたから顔を上げた。



『…え?今の…今そこに血まみれの男の人…いませんでしたか?』



「いましたけど、なんか逃げてっちゃいました」



『逃げ…』



なかなか落ち着けない私を軽くさすってくれる。



本当にありがとう優しい男の子。




あれ、白い服だと思ったらこの校章野薔薇ちゃんとこのじゃない?初めて見る子だなぁなんてこの頃にはそんなことを考えられるようには落ち着いていた。

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reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、この作品、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか? (2022年5月1日 14時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!乙骨先輩推しなのでだしてくれると嬉しいです(*¨*)♡更新頑張ってください(ㅅ´ ˘ `)♡ (2022年3月31日 7時) (レス) @page13 id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 更新楽しみにしてます!こういうリアルめな作品って自分ももしかしたらって思えちゃうのでお話に入り込みやすくて好きです! (2022年3月30日 0時) (レス) @page10 id: baa476838b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lerian | 作成日時:2022年3月25日 1時

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