あの夏の日 (ページ36)

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雅said ページ36

和「ありがとう…、もう…一人で大丈夫。」

雅「明日はそんなに早くないから大丈夫だよ。」

和「…疲れてる。」

智「気にすんな。部屋移ったら帰るから気にしないで寝てな。」

そのリーダーの言葉でニノは眠ったみたい。

眠れているみたいだけど熱が高いこともあって浅い呼吸を繰り返している。

点滴もできるし家にいるより絶対いいよね。

コンコン。

看「お部屋の準備できましたので移動しましょう。んー、車いすで行きましょうか。」

めまいがしないようにわざとかもしれないけどいつもより動作がゆっくり。

芸能人ということもあって少し離れた個室を準備してくれた。

ベッドに移るともうぐったりという感じでベッドに沈みこんだ。

看「二宮さん、先生から咳がひどいので吸入しましょうと言われています。少しベッド上げますよ。」

看「これを持ってもらって。ここから煙が出てきますので吸ってくださいね。終わった頃にまた来ますね。何かあったら呼んでください。」

「これ昔やったなー笑」

智「やった。なんか変な味するよね笑」

笑い事じゃないのにアットホームな空気が流れる。