あの夏の日 (ページ18)

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和said ページ18

楽屋の前まで来るともう誰かが来ているみたいで中から話し声が聞こえる。

「…はよー。」

智翔「おはよー」。

席に座ると翔ちゃんからの視線を感じるものの気にしていないふりをする。

台本を広げるけど内容が入ってこない。

智「ニノ具合わるい？」

「ううん。」

智「声、ひどいよ。病院は？」

「行ってない。」

「くすり飲んだ？」

「…」

智「飲んでないのかよ。」

「きのうは飲んだよ。」

具合悪くないって言ったのに…。

翔「とりあえずこれ飲みな。」

「ありがとう。」

潤「はよ。どうした？」

翔「ニノが具合悪そうなんだよ。」

潤くんは心配そうな顔して近づいてきてそのままおでこに手を当ててきた。

あ～なんか潤くんの手冷たいな。

自分のおでこと比べてる。

なんでか抵抗できなく黙って待つ。

潤「結構ありそうだよ。」

そう言った潤くんは鞄の中から体温計を取り出した。

さすがだな～とぼんやり眺めてたら。

潤「自分でできる？」

潤くんから体温計を受け取る。

熱はあるだろうなって自分でもわかる。