あの夏の日 (ページ17)

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和said ページ17

たいして歩いてないのに息が上がる。

武「おはよう、大丈夫？って熱あるでしょ。」

「わかんない。」

武田さんが助手席に座る俺の額に触れる。

武「熱あるよこれは。」

「…はあ～…はぁ…。」

武「昨日電話くれればよかったのに。」

武田さんにそう言われてその手もあったか、と頭が回ってなかったんだなと教えられる。

武「薬は？飲んだの？」

「飲んだ。」

武「朝は？」

「飲んでない。」

武「やっぱり。病院寄る時間ないしな～。市販の薬で良かったらコンビニで買ってくるよ。」

急いで出てきたから薬持ってくるの忘れちゃった。

「ごめん、お願いします。」

近くのドラッグストアに停車して武さんが買いに行ってくれた。

ゼリー飲料も合わせて買ってきてくれた。

本当は今飲むのが良いんだけど車酔いしそうな感じがして鞄に入れた。