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智said ページ23
「どうだった？」
無言で体温計を渡してくる。
「38.6℃かぁ、なんかさっきよりも辛そうだね。」
和「うーん、なんかね。」
寝起きなこともあってさっきよりかすれた声で言う。
ペットボトルの水を渡すと口を湿らす程度だけ飲んでくれた。
まあ飲まないよりマシかな？
雅「戻りましたー。起きた起きた。どう？」
智「ちょっと上がっちゃった。」
そう言いながら相葉ちゃんに体温計を見せる。
「メイク行ってくるね。ニノ行こう。」
ニノは椅子に手を付きながら起き上がってゆっくりついてくる。
なんだかふらふらしてて危なっかしい。
自分の右手が自然とニノの腰辺りを漂っていた。
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作者名：由羅 | 作成日時：2021年1月17日 16時
