あの夏の日 (ページ24)

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和said ページ24

メイクの時間になって大野さんが起こしてくれた。

よく寝れた感じはするんだけど今の俺には足りなくてさっきより頭痛がする。

智「一応測っとこ。」

大野さんが体温計を渡してくるんだけど体がまだ眠っていて動けない。

そんな俺を見て大野さんが体温計を入れてくれた。

目を開けているのが辛くて目をつむるとすぐに夢の世界に引きずり込まれた。

体温計の音に起こされて抜き取る。

せっかく薬飲んだのに上がってる…。

まじかー、これから収録なのに。

ちょっとだけ水を飲んでメイク室に行く。

大野さんの後をついていくのに必死な俺に気づいてくれて何も言わず俺の横に並んで歩いてくれる。

すぐそこに見えるメイク室が今日は遠く感じる。

メイク室に入ると大して歩いてきたわけでもないのに座れてほっとした。

メイクさんが何か話しかけてくれているんだと思う。

ごめんだけど適当に頷いて目を閉じた。