〜ボロボロ〜 ページ26
無一郎side
ついに来ちゃったんだ。この日。
ずっと来て欲しくなかった日
今日は嫌々来たんだ。っていうのは嘘でほんとはAのドレス姿は見たいと思ってたし…
悔しいけどAはあの日伝えてくれたよね。
〜〜〜〜〜〜
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
無「Aから電話…？もしもし？」
『あ、もしもし無一郎？あの…さ』
声、震えてる
無「…今家行ってもいい？」
『え？』
無「直接聞きたいなって思って」
『…うん。いいよ』
*.゜｡:+*.゜｡:+*.゜｡:+*.゜
無「聞かせてくれる？」
『うん。あのね、私無一郎のこと好きだけど、あの。なんていうかあれなんですよ』
無「よくわかんないけど…君が心に決めた人は僕じゃない誰かってことなんだよね？」
A固まってるし。
無「大丈夫だよ。僕じゃない誰かを選んだとしても幸せになって欲しいっていうのは変わらないから。」
嘘。ほんとは僕が幸せにしたかった
無「それに…僕じゃ勝ち目は無いって思ってた。相手が相手だから諦めるけど。……幸せになってね。じゃあ、帰るね。またね」
『あ、うん。気をつけてね』
ﾊﾟﾀﾝ
早くその場から消えたくて、会話をすぐ終わらせた。
でも結果は「そうだよね」っていう感じだった。
多分涙目になりながら歩いてただろうな。
初恋は実らないって言うもんね
〜〜〜〜〜〜
無「ちょっと、お手洗い行ってきます。」
思い出したら辛くなった。
鏡に映る僕は涙を流していた。
もう変えることは出来ない事実なのに。
…このハンカチ、実はお揃いだったんだよ。今ではもうボロボロになっちゃったけど
このハンカチ合わせられなかった。
もう、いいや。
感情が収まって皆の所へ向かい歩いた。
『あの！ハンカチ落としま…』
なんでこの声が…
無「え…A…？」
『…無一郎？』
Aはドレス姿だった
無「なんでここに…てかドレス…」
『…うん…ドレス、だよ。』
フライングで見ちゃっていいのかな
こんな顔で会いたくもなかった
『このハンカチ、私とお揃いだったんだね』
無「…うん。お揃いのもの持ちたかったから。黙ってたけど」
『そうだったんだ。私も今持ってるんだよ。ほら…！』
そう言って見せてきたのは僕よりも遥かにボロボロな猫のハンカチ。
沢山使ってくれたのがわかる
『せっかくくれたのにボロボロにしちゃってごめんね。』
無「ううん。嬉しいよ…こんなに使ってくれて…」
床にしずくが落ちた。
あれ。また僕、泣いてるの？
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霞 - 私は、むいむいと善逸が大好きです‼この作品をみて、運命だ‼と思いました。もっと言いたいですが、ここまでにします、素敵な話をありがとう。 (2021年10月19日 16時) (
レス) id: 7cb471ab3d (このIDを非表示/違反報告)
霞 - むいむいの話のパスワードが分かりません‼教えて下さい‼ (2021年10月19日 10時) (レス) @page31 id: 7cb471ab3d (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - そこら辺のモブさん» あれですよね、超人気アイドルの…ってやつこれ出しちゃ駄目なやち？駄目だったら消してください作者さん！ (2020年5月1日 5時) (レス) id: 0ca064455f (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺のモブ - あの…この作品とほとんど同じ内容の作品があるんですけど、この作品パクられてませんか？ (2020年4月30日 19時) (レス) id: bf2a89f3bd (このIDを非表示/違反報告)
狼雨 - うへへへ、うひひひひひひ、くわぁあああああ ！！ｷｬｷｬってずっと言いってました。 いやまじこの状態。面白かったです！ (2020年4月27日 18時) (レス) id: 99e5f8b903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおみず | 作成日時：2020年3月26日 19時
