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「忍法、霧隠れの術」


ざわっと身体中の毛穴が開くような気味の悪い感覚と共に霧が張り巡らされていく。

あの攫われた一回きり以外は修行だけで、実戦経験のない私は肝が冷えた。まあ展開知ってるから幾分かマシだけど。



「お前でも怖いとか思うのね」

『漏れそう』

「言い方」



隣に立つカカシ先生が呆れたようにため息をついた。
でもその手にはクナイが握られている。戦闘はいつ始まってもいいという姿勢。

私もゆっくりとチャクラを練る。
体の中がぽかぽかと暖かくなっていく感覚と共に、私は違和感を覚えた。



『...ん?』

「何」

『いや、霧隠れもう解けました?再不斬さんそこにいますけども』

「は?」




何言ってんのコイツみたいな顔でこちらを見られる。
え、じゃあ私が前方30メートルくらいのとこを歩いてる再不斬さんは何?幻覚?
もしかして幻術かけられたか?

が、どうやら幻覚ではなかったらしい。
指さしてるのがわかったのか、彼は素早くそこから消えた。



...そして、輪の中にいた。




「A!」

『分かってますよっ!』





素早く印を結び、タズナさんの周りに張っていたトラップを発動させる。



『雷遁、雷蔦!』



バチバチと音を立てて再不斬に雷の蔦が絡みつく。
...まあもちろんこれは水分身なのですぐ崩れるけど。


そのあとはカカシ先生が先生攻撃を仕掛け始め、私たちは直ぐに卍の陣を組み直す。
よしよし、原作通りにことが進んでる。あとはここで見守るだけ。



まあ波の国はソシャゲで言うなら第1章、つまり新スキルゲットのためのイージーモード。つまり私が出しゃばるまでもない。



...この時、私は自分の置かれた状況を舐めていた。
そう、今の私は転トリ夢主、しかも若干チート(?)。




_________そしてそういう奴には大抵もうひとつのスキルがついてくる。


_________“第一級フラグ建設士”




この名前が意味することなど、当の私は考える由もなかった...と言っておこう。




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あおい - 主様銀魂とツイステ知ってるだろ、、、ここが俺らのツイステッドワンダーランドや、、 (3月19日 14時) (レス) @page7 id: 61f4292cce (このIDを非表示/違反報告)
カカシ先生の二の腕ありがとうございますッ - 好きすぎて爆発してるゥー (2022年11月30日 2時) (レス) @page22 id: 35a2f73e5b (このIDを非表示/違反報告)
Luna - すきぃ、、、 (2022年8月1日 22時) (レス) @page50 id: c3b541dbab (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - 初めまして……!!!素敵な作品をありがとうございますッッ!ページを進める度爆笑しています……! 無理せずに頑張って下さい!!!応援しています! (2020年11月13日 10時) (レス) id: c3fcfeb2b8 (このIDを非表示/違反報告)
こむ - はじめまして!大好きですこれ!ありがとうございます!いつも笑わせてもらってます! (2020年11月4日 18時) (レス) id: 1f65b2d6f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年10月2日 7時

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